挫折を乗り越えるための超具体的実践法

「なんか、頑張ると決めてもうまくいかないことの方が多い」
「自分に全然自信がない」
「何をやってもダメな気がする」
「思うように作業が進まない」

 

そんな風に感じてしまって
なかなか前に進めてないのであれば、
ぜひ読み進めてください。

 

 

なんとかその状況から脱するために

挫折や失敗を乗り越えるための具体的な方法についてお話していきたいと思います。

 

 

一つの心理実験を紹介します。
アメリカで行われた実験です。

一般の参加者にアメフトのボールをゴールに向かってキックしてもらうという実験で、

ゴールを蹴る前と後に、ゴールの幅とバーの高さを目測で答えてもらいました。

その結果、

ボールをける前には、ゴールの幅とバーの高さの回答に差はありませんでした。

しかし、ボールを蹴った後の回答では、ゴールできた人とできなかった人で差がありました。

失敗した人はゴールの幅を1割ほど狭く見積もり、バーの高さは1割ほど高く見積もりました。一方、成功した人はゴールの幅を1割広く、バーの高さを1割低く見積もりました。

つまり、失敗した人にはゴールが狭く難しく見え、成功した人には広くて簡単そうに見えたのです。

プレッシャーがさらに失敗を引き起こす

 

失敗すると課題そのものが非常に難しく感じるのですが、

実はこれだけではなく、自分自身への自信がなくなります。

 

「自分は何もできなんだ」

「どうせうまくいくはずがない」

 

と自分自身を否定する言葉が出てきます。

 

で、そこから

「また次うまくいかなかったらどうしよう」

という不安に襲われ

また失敗するという負の連鎖に陥ってしまいます。

 

 

もし、子どもがテストで悪い結果だったとして

「私は何もできない子なんだ」

「僕は何をやっても無駄なんだ」

っていってたら、

そんなこと言わないで次頑張ろうね!って声をかけると思いますが、

自分自身が同じことをしてしまった時には

自己否定をしてしまい、自分を傷つけてしまいます。

 

 

こうやって自分で自分にプレッシャーをかけ

プレッシャーによって自分の持っている力が発揮できできず

また自信を無くしていくというのはもったいない行為だと言えますね。

 

大きなプレッシャーがかかった時に

また失敗を繰り返してしまうのには「考えすぎ」が原因だということがわかってきました。

 

「もし次もうまくいかなかったらどうしよう」
「もしこんなこと言われてしまったらどうしよう」
「もし失敗したら他の人からどう思われるだろう」

 
こんな思考が行動の邪魔をしてしまっているわけですね。

 

どうすれば、挫折をしてもうまく対処でき、

負の連鎖に陥らないようにすることができるのでしょうか。

挫折を繰り返さないための方法

挫折を経験したときの対処法って色々あるんですが、

今回はその中でも

 

「自分の力で改善できることに目を向ける」

という対処法をお伝えします。

 
 

以下のステップです。

①目標をできるだけ具体的で現実的なゴールに落とし込む

いつまでに何をするのかを明確にする作業です。

「メルマガを完成させる」
というのは現実的な目標ではありますが、
具体的ではないですね。

「メルマガ7通を2週間で完成させる」
これぐらい具体的かつ現実的なものを設定しましょう。

②ゴールまでの工程を、いくつかの短期目標に分ける

長期的なひとつの目標までの工程に、大きすぎず、小さすぎない、いくつかの短期目標をつくっておきましょう。

短期目標が難しすぎるとくじけますし、簡単すぎると飽きてしまいます。最初はやさしめに、だんだんハードルを上げて行って、つねにちょうどいい負荷がかかるような状態が理想的です。

「メルマガ7通を書く」のゴールに対して、
「自己紹介文を書く」「自分なりの具体例を探す」「参考とするメルマガを集める」などの小さいステップに落とし込んでいくということですね。

③短期目標と最終的なゴールに、それぞれ期限を設定する

短期目標ひとつひとつにしっかりと期限を設定しましょう。

最終的なゴールに期限を設けて
作業を洗い出しにしたときに、なんとなくで期限をもうけてしまうと
結局「進めていったけど予定通りに終われなかった」となってしまって、最終ゴールの期限が延長されていくということになりかねません。

確実にこなせる短期目標と確実にこなせる期限をしっかり設定しましょう。

④目標達成のために立ちはだかる壁を把握する

自分で完璧なスケジュールだと思っても、
例えば子どもが突然熱を出すとか、コロナで学級閉鎖になるとか、自分の予定していた時間の確保ができないことも想定し、
どんな壁があるだろうかと事前に考えておくことが大事です。

とっさにパニックになったり、イライラしたりすることを防げます。

⑤立ちはだかる壁の突破方法を探しておく

書き出した壁を突破するには、どう行動するのかを事前に考えておきます。

ここでポイントは否定形ではなく、能動的に書いておくということ。

例えば、痩せることを目標にした場合、
「友達に食事に誘われたら行かない」ではなくて、
「友達に食事に誘われたら、サラダバーのお店を提案してOKなら参加、そうでなければダイエット中であることを伝える」
というように、能動的かつ具体的な対処法を考えておきましょう。

こうやって事前にしっかり計画を立て、
それを確実にこなしていくことで自分への自信につながっていきます。

気合いでなんとかするのは無理

挫折を経験したり、何かうまくいかないことがあった時に、それを気合で乗り越えるってのは限界があります。

今の自分にできることは何かをしっかり考えて、
それを細分化し、目の前のひとつひとつを確実にこなしていくことで自然と克服していけます。

今回のような、挫折を乗り越えるための計画の立て方だったり、
他にもいろんな場面での考え方や対処法があります。

そういったひとつひとつの考え方を知っておくだけで
自分一人で沼にはまって動けなくなるってことは回避していけます。

知識をつけそれを行動に落とし込んでいくというのを続けていきたいですね。